美容やダイエット、クレンズ目的でコールドプレスジュースを飲もうと思っているけど・・・
スムージーとは何が違うの??青汁や野菜ジュースなどとの違いは?
価格も、野菜ジュースなどより明らかに割高だし、本当に価格相応に良いジュースなのか・・・?
一つずつ紐解き、コールドプレスジュースと他のジュースの違いを解説します。
スムージーとの違い
まずは頻繁に比較される「コールドプレスジュース」と「スムージー」の違いです。
- 製法の違い
- 栄養の違い
- 満腹感の違い
製法の違い
コールドプレスジュースとスムージーの違いとして最初に挙げられるのが「製法」です。
項目 | コールドプレスジュース | スムージー |
---|---|---|
用いる機器 | 低速回転のジューサー | 高速回転のミキサー |
製法 | 低温低圧圧縮製法 | 遠心分離製法 |
ただし、この製法を聞いただけでは何が違うのか分からないという人がほとんどですよね。
栄養の違い
スムージーは作る時に、ミキサーの刃を高速回転させます。
高速回転はどうしても熱が生じ、空気が混ざり合い、食材の酸化が進みやすくなります。
さらに、スムージーは、ジュースが完成するまでに素材の栄養の多く(特に熱に弱いビタミン類)が失われてしまう事になります。
一方、コールドプレスジュースでは熱が生じないようにジューサーの刃をゆっくりと低速回転させます。
これには、専用のスロージューサーが必要です。
スムージーとは違い、熱が生じる事がないので食材が持つ栄養が壊れる心配がありません。
ジュースの中に、食材の栄養を壊さずしっかりと閉じ込められる。といったメリットがコールドプレスジュースにはあるんですね!
栄養を壊さない。といった側面ではコールドプレスジュースの方が優秀です。
スロージューサーの「酵素」や「ダイエット」に関する効果に関してはこちら
満腹感の違い
栄養面では、スムージーの方がネガティブな印象を持ちますが「満腹感を得られる点」ではスムージーの方が優れています。
この2つの製法には「不溶性繊維の有無」といった大きな違いがあるんです。
スムージーは食材を砕いてジュースにしているので、「不溶性繊維」を摂取でき、しっかりと満腹感が得られます。
一方、コールドプレスジュースは栄養を多く含んだ果汁ジュースなので、飲んでも空腹感を満たす事は出来ません。
短時間でサッと飲んでしっかりと栄養を補給したい時はコールドプレスジュース、空腹感を満たしたい時はスムージーといった使い分けも出来ます。
なお、店舗で購入す歳の価格の違いとしては、
- コールドプレスジュース:600円~1000円
- スムージー:300円~500円
スムージーの方が価格が安い傾向があります。
価格帯は違いますが、どちらも不足しがちな栄養を補える、美容や健康維持に期待が出来るという女性には嬉しい共通点があります。
ただし、同じ量のドリンクを飲んだ際の栄養吸収率はコールドプレスジュースの方が優れています。
食材の栄養をしっかりと体内に吸収する等、効率やコスパを考えた場合はコールドプレスジュースの方が優秀だと言えるでしょう。
市販の野菜ジュースとの違い
- 製法の違い
- 栄養素の違い
- 価格の違い
製法の違い
- コールドプレスジュース:非加熱
- 野菜ジュースの違い:加熱処理
市販の野菜ジュースは製造方法は違っても、ほぼすべての商品が「加熱・殺菌処理」を行っています。
栄養の違い
フルーツや野菜に含まれるビタミンCや酵素が熱に弱い事は有名ですよね。
加熱・殺菌処理をしてしまうと、野菜ジュースから補給しようと思っていた栄養や酵素が死滅してしまいます。
また、あまり知られていませんが、野菜ジュースの中には失われたビタミンを補うため、人工的に作られたビタミンが添加されている商品も存在します。
「天然ビタミン」と「人工精製ビタミン」では、全く違う働きをするという驚きの研究結果もあります。
素材が持つ天然の栄養や酵素を取り入れたいという人には、コールドプレスジュースがおすすめです。
価格の違い
価格の違いは一目瞭然ですよね?市販の野菜ジュースはコンビニやスーパーで簡単に購入する事が出来ます。
価格のリーズナブルさや手軽さは、野菜ジュースの方が優秀です。
安い理由は、上記で述べた「栄養素の違い・製造の容易さ」です。
青汁との違い
味の違い
コールドプレスジュースと青汁の違いで真っ先に思いつくのが「味」ですよね。
青汁は、ケールを中心とした野菜を絞ったドリンクで、ジュースというよりは苦い飲み物といったイメージを持っている人が多いと思います。
まさに、その通りで青汁は苦味が強い野菜が原材料となっています。
一方、コールドプレスジュースは青汁とは異なり、使用する食材に決まりがありません。
甘くて美味しいフルーツを中心に、飲みやすい味に仕上げることも可能です。
もちろん、野菜オンリーにして「青汁風」にもできるので、味や栄養バランスの調整が容易なんです。
栄養の違い
栄養面でも大きな違いがあります。それが「ポリフェノールの有無」です。
コールドプレスジュースは、基本的にフルーツを入れ、低速で搾るため、果物が持つポリフェノールを「壊さず」摂取できます。
一方、青汁は通常、ポリフェノールを含んでいません。
価格比較ではになると、青汁は「1杯150円~500円」と、販売会社によって幅がありますが、コールドプレスジュースよりも安価だと言えます。
酵素ドリンクとの違い
ダイエットや美容目的で飲用されるドリンクの代表として人気となっているのが「酵素ドリンク」です。
まれにコールドプレスジュースと混同している人もいますが、違いとして「製造方法」が挙げられます。
製造方法の違い
酵素ドリンクは、今まで紹介してきたドリンクとは全く異なった製造方法となっています。
野菜やフルーツといった原材料が持つ酵素を、微生物の働きによって発酵させた植物由来の発酵飲料となっています。
「酵素の働きによって作られたドリンク」なのです。
酵素ドリンクは「発酵食品(飲料)」であるため、他の発酵食品と同様に、健康維持に効果が期待する事が出来ます。
各ジュースの使い分けとおすすめできる人
コールドプレスジュースがおすすめな人
コールドプレスジュースは、美容・健康効果に即効性を求める人におすすめです。
高い吸収率が特徴のコールドプレスジュースは、短期間でしっかりと美容・健康効果を実感する事が出来ます。
ジュースクレンズ実践者の声でもあるように、コールドプレスジュースはすぐに体に変化が現れた!というような口コミが多いです。
また、プチ断食(ファスティング)で胃腸を休ませる「ジュースクレンズ」を検討している人にもピッタリです。
スムージーがおすすめな人
不溶性の繊維を含むスムージーがおすすめなのが「ダイエット中だけど、満腹感は得たい」という人です。
便秘気味の人にもオススメです。
コールドプレスジュースと同様に野菜不足を解消するといった目的を果たしながら、胃袋を満たしているという満足感も得られます。
本格的なダイエットの準備として、スムージーを飲むといった活用方法も人気なんです。
市販の野菜ジュースがおすすめな人
市販の野菜ジュースがおすすめとなるのが「リーズナブルに野菜を摂取したい」という人ですね。
他のドリンクと比べると、加熱処理により栄養が心もとないといった特徴があります。
低価格でどこでも購入出来るといった手軽さが魅力となっています。
最近、野菜を食べていないなと感じている人におすすめのドリンクです。
青汁がおすすめな人
苦くて飲みづらい青汁ですが、「じっくりと体の内側から健康的になりたい」という人に飲んで欲しいドリンクです。
美容・健康効果を実感するまでに少し時間はかかりますが、非常に栄養価が高い野菜が配合されているので、健康的に綺麗になれます。
酵素ドリンクがおすすめな人
酵素ドリンクをおすすめしたい人は、「ファスティング」を検討している人です。
固形物を食べる事が出来ない「ファスティング期間」でも、しっかりと栄養を摂取する事が出来るといった魅力があります。
また、食事で太る事を防ぎたいという場合に、普段の食事と一緒に酵素ドリンクを飲む事もおすすめです。